弘前市松原の小児科 河内小児科・内科クリニック

RSウィルス感染症とヒトメタニューモウィルス感染症

RSウィルス感染症とヒトメタニューモウィルス感染症

RSウイルス感染症は例年秋口から増えてくるのですが、昨年は8月の真夏にも感染する児が多く昔のように流行の季節というものはなくなりつつあります。時に生後2か月とか3か月の乳児が感染して受診することがありますが、この年齢でRSウイルス感染症と診断した場合は、重症になり入院治療が必要になることもあります。

アメリカのデーターでは致死率がインフルエンザと同等ともいわれております。平成27年度に弘前市でRSウィルス感染症により亡くなった赤ちゃんもおります。

診断は、鼻汁などを調べると10分くらいでできます。(ただし1歳未満の乳児にしか検査が保険診療では認められていません)保育園、幼稚園などの情報には注意してください。

呼吸がぜーぜーしている乳児は様子を見ていないで病院を受診してください。

鼻水と乾いた咳から始まりますので耳鼻科を受診しその夜には、重症化して入院した子どももいます。肺の聴診が大切な病気です。

2015年11月05日11時33分16秒

ヒトメタニューモウィルス感染症はまだそれほど馴染みがないかと思います。2001年に発見されたウィルスでRSウィルスと遺伝子的によく似ています。流行時期はRSウィルス感染症が下火になる、3月から6月頃と言われており、RSウイルス感染症は1歳以下に多いが、ヒトメタニューモウイルス感染症は1-2歳が最も多いと言われて入ります。重症例では気管支炎、細気管支炎、肺炎などと診断されることが多く、当院では数年前から散発的にヒトメタニューモウイルス感染症がみられていました。疑わしい例の検体を、青森県の環境保健センターに依頼しPCR法で診断して頂いておりました。平成26年から自分の診療所で迅速診断キットを用いて診断可能になり、ある保育園などで集団的に流行していることなどがわかるようになりました。さいきんこの子はヒトメタニューモウイルス感染症かな?と思うと、あたることが多くなってきました。一部にはこのようなウィルス感染症の鑑別をしても、特別な治療があるわけではないので、意味がないという方もおります。しかし私は病気の正しい原因を知ることで1)重症化しやすい患者を前もって知ることが出来る。2)診断することにより、無駄な抗生物質の使用を防げる。3)家族に臨床経過の予想を具体的により具体的に知らせることが出来る。4)保育園、幼稚園などに情報提供することにより、感染拡大をふせぐことができる、などの利点があると考えています。

お気軽にお問い合わせください TEL 0172-88-1010

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