マイコプラズマ感染症

マイコプラズマという病原体による感染症で、すべての年齢の人が感染する可能性があります。

潜伏期間が長く、感染してから発症するまで1〜2週間くらいかかります。乾いた咳、又は咳ばらいのような状態がしばらく続き、熱が出たり、咳が止まらなくなったり、胸が痛いなどの症状が出たときには肺炎になっていることが多い病気です。感染後しばらくは元気なので接触する多数の人にうつしてしまい、同居家族、保育園、幼稚園、学校、会社などで流行することがあります。

この病気の大きな特徴の一つは、有効な抗生物質が限られていることです。診断と治療が一致しなければ治りません。平成29年春にはマイコプラズマ感染症がかなり流行し、明らかに肺炎になってから受診した患者さんが当院だけでも40名以上おりました。以前に比べ検査法が進歩したため1日で確実に診断をつけることも可能になってきています。ほとんどは外来での治療が可能ですが、まれに入院治療が必要になることもあります。咳が続くときは熱が出ていなくても早めに受診されることが必要です。昨年は落ちついていましたがオリンピック毎(4年毎に)流行すると言われる感染症なので来年東京オリンピックに向けて心配です。